遠藤雷太のうろうろ日記2

札幌の劇作家。日本劇作家協会会員。 演劇の感想は、できるだけ「否定的なことを書かない」「社交辞令で褒めない」「人と違うことを書く」という方針。

久留米大学附設高等学校 演劇部『19-Blues』

全国高等学校演劇協議会2021上演9

2021/12/23

バンドを組んでいた高校生三人組が、コロナ禍の中でそれぞれの卒業一年目を過ごす話。

とにかくコロナ禍の話が多い。どれだけ高校生活に大きな影響を与えたのかがわかる。

「いつか終わるのかな」という素朴な問いかけが切ない。

冒頭に大きなCOVIT-19の文字パネルが並ぶ。

たぶん、そこから連想しての19歳の話。現役生ではないところに一ひねり入っている。

途中からマウスシールドを付けて、それぞれの人形を手に演技するスタイルに変わる。

これも感染症対策のひとつでいいのかな。もう少し近くでパペット観たい。

ハチは最初だけウケてたけど、重要なのでちゃんと作ってあげたほうがよかったと思う。

傷のようなものを抱えて生きていくというのは、秩父農工化学の作品とも通じるテーマ。

コロナ禍から目を逸らすことも抵抗することも許されない今の高校生たちが、ギリギリ踏ん張るために必要な姿勢なんだと思う。