遠藤雷太のうろうろ日記2

札幌の劇作家。日本劇作家協会会員。 演劇の感想は、できるだけ「否定的なことを書かない」「社交辞令で褒めない」「人と違うことを書く」という方針。

BLOCH PRESENTS「LONELY ACTOR PROJECT vol.31」

2021/1/9

毎年恒例の新春公演。

森舞子さんの演目は一回配信で観てるので今回は劇場鑑賞を選択。

目黒紅亜『ラジオなきもち』は、日常とその中の出会いをラジオパーソナリティーのような語り口で見せる話。

特徴的な声質から連想された話なのかも。

彼女の高文連からの知り合いなので注目。

一人語りと一人芝居の違いに面食らっていたような印象。

恩田直『歩くような速さで』は、疎遠な父親との距離感を見直す話。でいいのかな。

「落ちるぞ落ちるぞ」からの「落ちた」が楽しい。

わざわざ一人芝居で装置用意してまでやることじゃないんだけど、それ含めておもしろい。

森舞子『テラリウム』は、運命の人との出会いと別れを語る話。

見てる人の集中を途切れさせない語りの技術はさすが。緩急硬軟なんでも揃っている。

透明な何かで、人と人が隔てられたり結びついたりで、時世的に今やることで意味が深まる話。一般的な話と違って、雨上がりが救いになるのかどうか、ちょっと考えてしまう。

普段より演目は少ないものの、恒例の公演をいつも通りに上演してくれたことに感謝。

(2021/1/8 19時の回)